金属アレルギーで諦めない!ブライダルアクセサリーを選ぶコツ

「金属アレルギーで式中にかゆみが出ないか心配。」

「結婚式では思いっきりお洒落を楽しみたい!」

「金属アレルギー対応されているアクセサリーって高そう…」

そんなことを思っている方のために今回はブライダルアクセサリーを選ぶコツをご紹介していきます。金属アレルギーだからといって、付けたいアクセサリーを我慢する必要はありませんよ。もちろん費用だって抑えることができます。賢くしっかりと対策を行えば、お気に入りのアクセサリーも身につけることができます。これから結婚式の準備をするという方はぜひ読んでみてくださいね。

アレルギーは自分では気づけないもの

 

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まず始めに金属アレルギーとはどのようなものなのか原因と症状をここでおさらいしておきましょう。

金属アレルギーとは、ピアスやネックレスなど、金属が肌に触れることで皮膚炎を起こすアレルギー反応のことを言います。顔や首、手など金属に触れている部分が真っ赤になったり、痒みを伴うのが主な症状です。皮膚が炎症して、発熱を伴う場合もあります。

普段、アクセサリーを付け慣れていない方はもちろん、ブランド品でも自分の肌に合っていないとアレルギー反応が出てしまうことが多いです。式中に突然、かゆみに襲われてしまったら、楽しいはずの結婚式も悲惨な思い出になってしまいますよね。そうならないためにも、身につける金属の種類には充分配慮していきましょう。

我慢するより金属アレルギー対応のものを


付けたいブランドのアクセサリーがある場合は、「せっかくの結婚式だから我慢して付けよう」と思われる方もいるかと思います。しかし、そのような行為はできるだけ控えた方が良いです。金属アレルギーの一番の原因は汗と言われています。

汗や体液などが金属に触れることによって、成分が溶け出し、金属がイオン化します。このイオン化した金属が体内に入り込み、元々体にはなかったアレルゲンというたんぱく質が生み出されます。本来体にはなかった異物を外に出そうとし、炎症などの症状が現れます。

金属を付けた瞬間はまだ体が反応していないため、短時間なら我慢できると思いがちですが、結婚式が進んでいく中で一気に体調を崩すという方もいらっしゃいます。

ブライダルアクセサリーには、金属アレルギーの方向けにアレルギー反応が出やすい素材を除いてジュエリーを作っているブランドもたくさんあります。また、金属の部分をカバーするケア用品で対策するのも手段の一つですよ。

ピアスをつける方であれば、ピアスコート剤がおすすめです。金属部分に塗るだけで金属イオンを封じ込め、金属アレルギーを予防してくれますよ。ピアスを洗い、しっかりと乾かしてから塗るようにしましょう。乾かした後に、重ね塗りをすると効果的です。使用後は専用のジェルやトップコートで落とすことができます。

アレルギー反応が出にくい金属

 

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金属にはアレルギー反応が出やすいものと出にくいものがあります。アレルギー反応が出やすい金属は、ニッケル・コバルト・水銀・クロム・銅など溶けやすい金属と言われるものです。一方で、アレルギー反応が出にくいとされる金属の代表はパール・プラチナ・金や銀です。では、それぞれ特徴をみていきましょう。

パール

パールはジュエリーの中でも格式が高い素材です。愛情の象徴とも言われるほど、人気のジュエリーです。そんなパールですが、ネックレスやブレスレットの留め具には他の金属が使用されていることもあるので、比較的アレルギー反応を起こしにくいセラミックの留め具だとより安心です。

プラチナ

プラチナは経年変化がないため、婚約指輪や結婚指輪に多く選ばれているジュエリーです。純度も高く、アレルギー反応が出にくい金属としてブライダルアクセサリーにおすすめです。プラチナの純度は「Pt950」や「Pt900」というように表します。プラチナの割合がそのまま表記されているので、どのくらいプラチナが入っているか一目で分かりますね。他の金属が入っている場合には、充分注意しましょう。

金・銀

金や銀もアレルギー反応が出にくい金属ですが、強度を上げたり、加工をしやすくするために他の金属を混ぜている場合もあるので、注意が必要です。また、金についてはゴールドアレルギーを発症する可能性もあるので、心配な場合は、肌に触れる部分をしっかりと保護しておきましょう。

その他

チタンやステンレスもアレルギー反応が出にくいです。チタンは最もアレルギー反応が起こりにくいとされていますが、ステンレス同様に強度が高いことから加工しにくく、ジュエリーにはあまり使われない素材です。ですが、ステンレスの一種である「サージカルステンレス」は特に金属アレルギーを起こしにくいと言われている素材なので、指輪に使われることもあります。

これから結婚式で使うアクセサリーを選ぶという方は、金属の素材から調べてみるのも良いですよ。

アクセサリーを選ぶポイント

 

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アクセサリーを選ぶ際、押さえておいてほしいポイントがあります。

特に金属アレルギーの方はなるべく純度の高い金属を選びましょう。純度の高い金属が使われているアクセサリーであれば、アレルギー反応を起こしにくく安全に使用できます。また、18金素材のものを選ぶこともポイントです。

ゴールドカラーを探している方は、先程ご紹介した金がおすすめです。メッキアクセサリーはアレルギー反応が出やすいので避けましょう。シルバーカラーをお探しの方はプラチナ素材のアクセサリーがおすすめです。

準備をする前に検査を!


ここまで金属アレルギー反応が出やすい金属と出にくい金属を挙げてきましたが、もちろん個々にどの素材に反応してしまうかが異なってきます。結婚式の準備を進める前に自分が金属アレルギーなのか詳しく検査するのも良いかと思います。皮膚科で簡単なパッチテストを受けることも可能ですよ。

我慢して無理に綺麗に着飾るよりも、体調を万全にして結婚式を楽しむ方が思い出もより濃いものになることでしょう。特につけたいブランドやアクセサリーが決まっている場合は、そのアクセサリーがアレルギー対応がされているか店舗に確認してみると良いですよ。