結婚式で使える!友人代表スピーチの言葉と話し方のコツ

結婚式ではたくさんの方が挨拶やスピーチを行います。しかし、全ての人が似たような内容を話すのではなく、それぞれ役割があります。今回はその中でも友人代表のスピーチに関して詳しくご紹介していきたいと思います。

「スピーチを頼まれたけど、何を話していいか分からない。」

「緊張しすぎて、結婚式が楽しめなさそう。」

などと思っている方は必見ですよ。ぜひ参考にしてくださいね。

ゲストスピーチの形

結婚式のゲストスピーチは、主に「乾杯の前」と「披露宴の後半」に行われます。

乾杯前のスピーチは「主賓祝辞」と呼ばれていて、新郎新婦それぞれのゲストから1名ずつ、計2名がスピーチを行うのが一般的です。このスピーチは主に新郎新婦の上司や恩師を選出することになっています。よりカジュアルな披露宴では、友人や親族などが代表して行うこともありますよ。

披露宴の後半で行うのが、友人代表スピーチです。新郎新婦それぞれ1組ずつか、もしくは多くて4組ほどスピーチをします。友人代表スピーチに使われる時間は平均で20分ほどです。

頼まれたスピーチがどのタイミングで行われるのかしっかりと把握しておきましょう。

話す構成は大体決まっている

 

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いざ内容を考えようと思った時に、どんなことを話せばいいのか分からないという方も多いはずです。初めに言っておくと、スピーチの構成は大体決まっています。大枠が決まっているので、それぞれのトピックごとに自分のことや2人のことを当てはめていけば良いので、意外と簡単なのです。

スピーチは通常、祝福の言葉・自己紹介・それぞれの思い出・2人へのメッセージの順で締めくくられることがほとんどです。

まずは式を挙げられたことに対しての祝福の言葉を伝えましょう。そして、新郎新婦との関係性と名前を述べます。会社名や役職名、学生時代一緒だった場合は学校名でも良いですね。

思い出のパートでは、とにかく褒めることが大切です。ゲストは新郎新婦どちらかと縁のある方ばかりなので、その新郎新婦が褒められたり、自分が知らない一面を知れたりするだけで会場が和みます。ここでのエピソードに時事ネタや結婚式でありきたりなことを話してしまうと、他の方と被ってしまう可能性もあるので、自分にしかないことを話しましょう。

思い出が濃い方は話し過ぎないのもポイントです。締め方が分からなくなった場合は、「末永くお幸せに。本日は本当におめでとうございます!」と伝えて、お辞儀をしましょう。

名言を入れてみよう!

 

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それでも、内容がなかなか決まらないという方は、名言や格言をいれてみるのもおすすめです。シンプルな名言や格言もあるので、結婚式のスピーチにも使いやすいです。

名言や格言を使う場合は、誰の言葉なのかも伝えると良いです。間違っても、自分の言葉のように伝えないようにしましょう。2人が好きだったり、思い入れがある言葉だと尚良いかと思います。

気になる方は「結婚式 名言」や「スピーチ 名言」で検索してみてくださいね。

気をつけるポイント

大体の内容が決まったら、スピーチの原稿を書いていきましょう。その際に気をつけてほしいポイントがあるので、お伝えしていきます。

原稿を書く上で意識してほしいことは、お祝いの場に相応しい表現かということです。特に結婚式ではタブーとされている忌み言葉には注意しましょう。不幸や別れを連想させる言葉はもちろん、再婚を連想させる重ね言葉は無意識に使ってしまう可能性があるので、原稿ができたら読み直すことをおすすめします。特に「重ね重ね」や「たびたび」「しばしば」「くれぐれも」などは使わないようにしましょう。

また、内輪ネタを入れるのは良いですが、あまりにも多いと知らない方は飽きてしまう可能性があるので注意してください。新郎新婦の呼び方も呼び捨てやニックネームではなく、「○○さん」と敬称を付けるのがマナーです。

話し方のポイント

 

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様々な準備をしていても、いざスピーチする場に立つと緊張するものです。その時になったら、楽しむことが一番ですが、話し方のポイントを知っているのと知らないのでは達成感が違います。スピーチ前にこれだけは押さえておきましょう。

スピーチのコツは堂々とゆっくり話すことです。時間は長過ぎず短過ぎす、5分程度でまとめるのがベスト。構成の部分でもお伝えしたようにエピソードを語り過ぎてしまわないように気をつけてください。

スピーチの印象は、声のトーンや大きさ、しぐさで決まってしまいます。姿勢を正して、ゆっくりハキハキ話しましょう。緊張して早口になってしまうことがないように練習をたくさんすると良いです。練習する際は、声に出して、当日と同じような姿勢で行うことをおすすめします。

目線はなるべくゲスト側にしましょう。原稿は見ても良いですが、ずっと下を向くのは避けるべきです。新郎新婦やゲストを見ながらスピーチをしていきましょう。緊張すると、顔がこわばってしまうかと思いますが、表情は笑顔で。こちらも練習あるのみなので、自分だけで練習するのではなく、第三者に聴いてもらうのもおすすめです。

また、お辞儀をするタイミングを忘れないようにしましょう。お辞儀をするタイミングは名前を呼ばれてから、全部で5回あります。

司会者に名前を呼ばれたら、着席したままで軽く一礼。紹介が終わり、起立してゲストに一礼。マイクの前に来たら、その場で一礼。スピーチ終了後に一礼。自分の席に戻り、着席をする前に一礼します。この一連の流れも練習していないと、緊張で忘れてしまい、マナーが成っていない人という印象がついてしまうため、事前に流れをひと通り確認しておきましょう。

まとめ


結婚式は新郎新婦にとって特別な一日です。ゲスト側も2人を祝福するために各地から集まってきます。そんな時に、新郎新婦から友人代表のスピーチを任せられるのは大きな信頼の証でもあります。誇りを持って堂々と話しましょう。

ぜひ、あなたらしいスピーチができるように事前の準備はしっかり行なってくださいね。スマートなスピーチは練習がカギになりますよ。万全な状態で結婚式に臨み、笑顔で心から2人を祝福してあげましょう。