和婚の着物はどう手配する?選び方と相場を解説!

結婚式は「日本の伝統文化を活かした和婚がいい」という方も多いはずです。和婚で使う衣装は着物が一般的ですが、どのように手配すればいいのでしょうか。また、婚礼衣装にかかる費用はどのくらい必要なのでしょうか。今回は和婚の衣装に関して詳しく解説していきます。和婚をお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

和婚で使う着物の手配は2パターンある

 

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和婚で使用する着物の手配は大きく分けてレンタルと購入に分けられます。それぞれ自分たちのスタイルに合わせて手配しましょう。

・レンタルする

和婚を考えてる方のほとんどは結婚式で使う着物をレンタルします。新品を購入するよりレンタルした方が安く済むことが理由の一つです。また、結婚式以外で着物を着る機会が少ないのもレンタルを選ぶ理由になります。着物をレンタルする方法は主に以下の3つあります。

1つ目は式場提携のサロンで借りる方法です。結婚式のプランに衣装代も含まれているため、追加で費用を出す必要もありません。手配もスムーズで最も手軽な方法でしょう。

2つ目は外部の衣装サロンで探す方法です。式場提携の衣装は種類が限られていたり、金額が高かったりします。その場合は自分たちで外部の業者を探しましょう。外部の業者に依頼する際は持ち込み料に注意してください。

3つ目はインターネットで検索する方法です。最近では店舗に行かず、Web上で申し込みが完結できるところもあります。レンタル料が安く抑えられるのが魅力の一つです。ただ、着付け料や持ち込み料が発生する場合があるので、事前の確認は必須です。

・購入する

購入を検討している場合は次の2つの方法から選んでください。まず1つはオーダーメイドする方法です。特別な結婚式では自分に合った衣装を着たいもの。オリジナルのデザインで華やかな空間を作りましょう。もう1つは着物屋さんや古着屋さんを回り、探す方法です。ものによっては、レンタルするより安く済むこともありますよ。ただ、お店をたくさん見て回らないと、満足できる着物は見つからないため、結婚式まで余裕がある方に限ります。計画性を持って、着物を手配しましょう。

和婚で使う着物の相場

和婚で着る衣装は白無垢や引振袖などさまざまなタイプがありますが、その中でも最も人気なのが色打掛です。色打掛は花や季節の植物をモチーフにした色とりどり柄で花嫁を引き立ててくれるため、華やかな雰囲気がつくりやすいです。せっかく和婚をするなら衣装にもこだわりたいところですが、着物は費用が高そうと不安になる方もいるのではないでしょうか。

実際のところ、色打掛の相場は20万円から30万円です。プランの中に衣装代や着付け代が含まれていることもあるので、一概には言えませんがおおよそこのくらいだと思っておくとよいでしょう。費用を抑えたい場合は着物の手配の仕方を変えたり、会場を変えたりと工夫してみることをおすすめします。

和婚をする際に自分で用意するアイテム

結婚式で着物を着る際に自分で用意しなければならないアイテムがあります。基本的に肌に直接つけるアイテムはプランに含まれていないことが多いので注意してください。ここでは花嫁が結婚式当日に持っていくアイテムをご紹介していきます。

・肌襦袢

肌の上に着る肌着のことです。ガーゼや木綿素材など風通しのいいものを選びましょう。着物から肌襦袢が見えないように衿ぐりが深いタイプのものを用意してくださいね。

・腰紐

着物を着つける時に使う紐のことです。付け方や体型によっても用意する本数が変わってくるので、多少多めに持っていくとよいでしょう。あらかじめ担当者に必要本数を聞いておくのもおすすめですよ。

・帯板

帯の下に挟む柔らかい板のことを指します。帯板は帯のシワを防ぐためにするので、よく覚えておきましょう。白無垢用や色打掛用など着物によって種類があるので、衣装に合ったものを選んでくださいね。

・白足袋

着物用の靴下です。色がついているものや簡単に履けるタイプなど足袋の種類は豊富なので、つくりたいイメージに合わせて選びましょう。和婚に使う正式な旅は白でこはぜが5枚ついているタイプです。白い足袋は汚れが目立つので、予備を持っていくことをおすすめします。

・タオル

タオルは体型を補正するために体に巻きつけて使います。バスタオルなのかフェイスタオルなのかどのくらい持っていくのか事前に確認しておくとよいでしょう。

おすすめの和婚スタイル

 

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着物と一口に言ってもさまざまな種類がありますよね。最近では洋風アレンジしたものも出始め、さらにたくさんの着物が選べるようになってきました。ここでおすすめの着物をご紹介していきます。和婚のスタイルに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

・吉祥文様で選ぶ

吉祥文様とはおめでたい縁起のよい柄のことを言います。「松竹梅」や「鶴亀」、「御所車・宝づくし」など結婚式に相応しい柄を着物に取り入れてみましょう。吉祥文様は季節問わず選べるので、着物の柄選びに迷っている方におすすめです。

・オーガンジー打掛で身軽に

生地に「オーガンジー」や「チュール」などの柔らかい素材を使用している着物のことを「オーガンジー打掛」と言います。見た目は色打掛のようですが、一般的な着物より軽く動きやすいのが特徴です。華やかな見た目でゲストもうっとりしてしまうでしょう。

・ゴージャスな和ドレス

和装と洋装どっちも着てみたいという方は着物の生地でつくられた「和ドレス」はどうでしょうか。和の模様のウェディングドレスは人とは違う個性を出すことができます。お色直しで着るのもおすすめですよ。

・振袖ドレスで個性を演出

振袖は特殊な着付けをするとドレスのような見た目になります。振袖を切ったり縫ったりすることもないので、思い出の振袖をアレンジして着ることができますよ。特殊な技術が必要となるため、担当者に対応できるか相談してみることをおすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は和婚の必須アイテムである「着物」に焦点を当てて解説してきました。着物の手配は祖母や母から譲り受けたという方もいるので、やり方次第で結婚式費用を格段に落とすことが可能です。予算内で理想の結婚式が挙げられるようにカップルや親族同士で話し合ってみてくださいね。