結婚式の演出で使える!『植樹の儀』には何が必要?

結婚式で行う演出の中に「植樹の儀」というものがあります。

世界各国で古くから取り入れられている伝統的な儀式で、新郎新婦とゲストの一体感が味わえると人気です。
そんな注目を集めている「植樹の儀」ですが、どのようなことをするのでしょうか。

由来とともにご紹介していきます。
また、準備する上での注意点やおすすめの演出方法もご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

植樹の儀とは?

植樹の儀は「しょくじゅのぎ」と読み、植木鉢の植物に新郎新婦が2人で水を注ぐという演出です。
「ユニティプランティングセレモニー」という名称で世界中の結婚式で行われています。
木には家族や子孫繁栄の意味があり、「新しい家族の誕生」や「これから幸せな家庭を築いていく
という思いが込められているのです。

また、木には「平和」という意味合いもあるため、
ゲストの幸せを願って新郎新婦だけでなくゲストと一緒にみんなで水を注ぐということもできます。

どんな木を使うの?

植樹の儀で使う木はたくさんの種類があります。
それぞれ意味もありますので、気に入ったものを選ぶと良いでしょう。
ここでは、特におすすめの5品種をご紹介します。

オリーブ

平和の象徴とされている「オリーブ」。植樹の儀にぴったりな木です。
別の意味では「夫婦の木」とも言われていますよ。オリーブは寿命が長く、
何十年と育てることもできます。結婚式が終わってからも自宅で育ててみましょう。
オリーブは水はけのよい土を好むため、日当たりが良い窓辺やベランダで育てるのがおすすめです。

ガジュマル

「ガジュマル」は「幸福の木」として知られています。沖縄や屋久島など暖かい地域に生息している植物です。
生命力が非常に強い植物で厄除けの効果も期待できます。
ジムナーという精霊が宿っているとも言われていますよ。
ガジュマルを育てる際も日光にしっかり当てましょう。
水やりも土が乾いたらたっぷりと与えることが大切です。
冬は成長がほぼ止まるので、気温が下がってきたら徐々に水やりのペースを落とすのが長持ちさせるコツですよ。

ウンベラータ

ハートの形をした葉っぱが特徴の「ウンベラータ」。
永久の幸せ」「健やか」「夫婦愛」といった意味を持っています。
縁起物の観葉植物として新築祝いや出産祝いに贈られることの多い植物でもありますよ。
初心者でも育てやすい植物ですが、成長が早いため、剪定は必須です。
形が崩れないように樹形を整えながら育てましょう。
インテリアアイテムとしてもぴったりなので、新生活も華やかに彩れそうですね。

レモン

上記の3品種は植樹の儀で多く使われる品種ですが、「レモン」も実はこの儀式に相応しいのです。
レモンの花言葉は英語で「fidelity in love」。「誠実な愛」という意味です。
人とは変わった演出をしてみたいという方はレモンを使うのもおすすめですよ。

レモンは寒さに弱いので、自宅で育てる際はワラを株元に敷いてマルチングしておくことが好ましいです。
植え付けから3年ほど経つと、白い花を春に咲かせます。
実ばかりに注目されがちですが、レモンは短期間しか花が咲かないので貴重ですよ。

メープル

寛大さ」や「調和」という意味がある「メープル」もおすすめの品種です。
この他にも「大切な思い出」という意味があります。
「今までの思い出を大切に、これからも2人の思い出をたくさん作っていこう」という思いが込められています。
2人を結ぶ結婚式に相応しい植物です。
メープルは寒さや暑さに強いウンベラータ同様に初心者でも育てやすい植物です。
秋には葉っぱが美しく色づきます。

植木鉢の選び方


植樹する木が決まったら、植木鉢を選びましょう。
植木鉢は大きさ・深さ・素材に注目して選ぶと良いです。

それぞれポイントをご紹介していきます。

まず、大きさに関しては植える苗木よりひとまわり大きいサイズの鉢を選びましょう。
苗木を買う際に号数まで見ておくと良いですよ。
植木鉢にはいくつか種類がありますが、植樹の儀で使う鉢は「深鉢」がおすすめです。
背の高い木でも安定させることができます。

植木鉢の底には水はけをよくするために穴が開いていることがほとんどです。
そのため、植木鉢の下に敷く「鉢皿」も忘れずに購入しましょう。
受け皿がないと、水やりをした時に水が溢れてきてしまいます。

素材に関しては好みのデザインを選びましょう。
シンプルでスタイリッシュなデザインから幾何学模様のヨーロピアンなデザインまで種類豊富です。
式場やチャペルの内装と合わせて選んでみてくださいね。

おすすめの演出方法

植樹の儀で必要なアイテムは以下の通りです。

・苗木
・植木鉢
・土
・水
・土や水を入れる容器
・スコップ
・メッセージボード

100円ショップやホームセンターなどでも購入できますが、
2人の思い出の場所にある土や水を用意しても素敵ですよ。
また、植樹の儀の説明文を手作りする方もいらっしゃいます。
その場合はフレームや装飾なども用意しましょう。

植樹の儀を行うタイミングはそれぞれ。以下でおすすめのやり方をご紹介します。

植木はウェルカムスペースに

まず、準備の段階で植木鉢に苗木と少量の土を入れておきます。
その他、土と水が入った容器、スコップ、儀式の説明が書かれたボードを
ウェルカムスペースに用意しておきましょう。
ウェルカムスペースではなく、待合室に置く方もいますよ。

挙式や披露宴前の待ち時間でゲストに土を盛ってもらいましょう。
ゲストも大人から子供まで一緒になって楽しめますよ。

式中のセレモニーで完成させる

結婚式が始まったら、演出の一環として新郎新婦2人で水をあげましょう。
このセレモニーは「別々の環境で育った2人が一つの家族となり、
これから一緒に新しい家庭を築いていく」という意味が込められているので、
お互いの出身地の水を敢えて用意している方も。

ケーキカットの代わりに植樹の儀で初めての共同作業をしてもいいですね。
持ち帰った記念樹は自宅のお庭に植え替えても素敵ですよ。

まとめ

 

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いかがだったでしょうか。

今回は結婚式の人気演出「植樹の儀」についてご紹介してみました。
結婚式に植えた記念樹が2人の家庭とともに育っていくのが楽しみですね。

ゲストも一緒に参加できる演出なので、ぜひ取り入れてみてください。
きっと特別な思い出になるはずですよ。