結婚式の日取りはどう決める?知っておきたい六輝の意味
結婚式を挙げる日にちに悩むカップルさんは意外と多いのではないでしょうか。「土日で設定したいけど、仏滅と重なってしまった」「大安にした方がいいのか」などと疑問や不安を抱えていることと思います。「結婚式の日取りは六輝で選ぶとよい」ということは何となく知っているけど、その意味まで理解している人は少ないはず。そこで今回は結婚式の日取りを決める際に考慮したい六輝の意味をご紹介していきます。
六輝とは
この投稿をInstagramで見る
六輝は「六曜」として知られていることの方が多いかもしれません。六輝とは、暦に記載されている暦注のことです。吉凶を占うために記載されているもので、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つの種類があります。それぞれの意味は以下の通りです。
・先勝
「先んずれば勝つ」という意味があります。何事も急ぐとよいとされ、午前中が「吉」、午後が「凶」です。
・友引
「友を引き込む」という意味を持っています。午前は「吉」ですが、正午は「凶」。そして夕方から「大吉」になります。時間帯によって吉凶が別れるのが特徴です。
・先負
「せんぷ」や「さきまけ」と読みます。字のごとく、午前中が「凶」、午後から「吉」になります。「何事も急がず、控えめにするとよい」とされています。
・仏滅
「仏が滅するほどの大凶日」と言われ、六輝の中では最もよくない日です。「何事も慎むべき」と解釈されています。
・大安
「万事においてよい」といわれ、六輝の中で最もよいとされる吉日です。終日吉とされるので、時間を気にせず行動できます。
・赤口
「しゃっこう」や「せきぐち」と読みます。「神が人々を悩ませる日」「全てが消滅する日」と解釈されることもあります。一般的には厄日として知られていますが、正午だけは「吉」になるため、祝い事をするなら正午から始めるのがよいです。
結婚式に相応しい日取りは?
この投稿をInstagramで見る
結婚式を挙げるのによいとされる日は、先程ご紹介した六輝から分かるように「大安」と「友引」の二日です。「友引」は弔事では友を引き連れてしまうため避けられる日ですが、結婚式の場合は「慶事に友を引く」という意味になるので幸せをお裾分けすることができます。友引を結婚式の日取りに選ぶという方も意外と多いですよ。ただ、友引は午の刻である11時~13時の間は「凶」となるため、六輝を気にする方は結婚式の時間帯も注意しましょう。午前中の挙式だけか、夕刻から始まるナイトウェディングがおすすめです。
敢えて避けられる日を選ぶ場合も
この投稿をInstagramで見る
「仏滅」や「赤口」などの厄日に結婚式ができないということはもちろんありません。敢えてその日にするという方もいます。その理由は主に費用面です。
実は人気のない日を選ぶと、式場によっては割引を適用される場合があります。人気の会場でもその日だったら空いているということもあるので、お日柄を気にしないという方はぜひ検討してみてください。上手くいけば、憧れの会場でコストを抑えて結婚式ができるかもしれません。
お日柄が気になるという方でも時間に目を向けてみれば、「吉」と出ている場合もあります。吉凶に合わせて、式の始まる時間も考慮していけば問題ありません。スタート時間が「吉」であれば、「その日は結婚式を行ってもよい」とも言われていますよ。
日取りを決める要素は他にも!
この投稿をInstagramで見る
結婚式の日取りを決める方法は六輝の他にもあります。ここでおすすめの決め方をご紹介します。
・選日で決める
六輝とよく似ているものに「選日」があります。年に数回程度しかないため、普通のカレンダーには記載されていません。その中でもチェックして欲しいのが、「一粒万倍日」と「天赦日」です。この2つの暦注は結婚式を挙げるのに相応しい日として知られています。
一粒万倍日とは、「一粒の籾が万倍になって実る」という意味です。何かを始めるのに向いている日ですが、仏滅や赤口など凶日と重なると、吉が半減してしまうと言われています。
天赦日とは、「天が万物の穢れを赦す日」という意味です。日本の暦の中で最大の吉日だと言われています。大安など吉日と重なると運気がアップし、逆に仏滅などの厄日が重なった場合も縁起の悪さを打ち消してくれます。天赦日は年に数日しかないので、この日に結婚式を挙げるという方も多いです。選日で日取りを決める際はなるべく早めに予約をしましょう。
・季節で決める
結婚式で人気のシーズンは「春」と「秋」です。気候が過ごしやすく、普段着慣れないドレスやタキシード、和装でも動きやすいのが特徴。特に3月・4月・10月・11月は暑くもなく寒くもないので、結婚式にぴったりの時期です。ホテルなどの室内で結婚式を挙げる場合はあまり関係ありませんが、ガーデンウェディングを希望している方は季節で決めるのも一つの手段ですよ。
逆に「夏」と「冬」は暑すぎたり寒すぎたりするので、人気がありません。そのため、金額が安くなることが多いのが特徴です。夏と冬に結婚式を挙げる場合はゲストのことを考え、対策をしっかりと行いましょう。
ガーデンウェディングに興味がある方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
・イベントで決める
季節と似ていますが、イベント事で決めていくのもおすすめです。クリスマスやバレンタインデー、2人の記念日や誕生日に合わせて結婚式を挙げるのも素敵です。新郎新婦だけでなく、ゲストも記念日を覚えやすいので、いつまでも色褪せない思い出として残っていきますよ。
・語呂合わせ決める
数字にこだわってみるのもいいですね。縁起のいい語呂合わせで日取りを決めてみましょう。よく知られているものは、11/22 の「いい夫婦」や4/22の「よい夫婦」です。また、ぞろ目も記念日を覚えやすいので、よく使われています。
まとめ
この投稿をInstagramで見る
いかがだったでしょうか。
今回は結婚式の日取りを決める際に参考にしたい「六輝」について解説してみました。六輝以外にも様々な決め方があるので、2人のスタイルに合わせて日にちを決めていくとよいでしょう。特に人気の会場は早めの予約が必須です。半年から1年前には日にちを決めておけるとよいですね。
また、新郎新婦のこだわりは大切ですが、ゲストがいてこその結婚式です。ゲストに配慮したスケジュールで計画していきましょう。