結婚式の乾杯酒は何を使う?シャンパンに込められた意味とは
結婚式で乾杯をするときに飲むお酒はやはり「シャンパン」が多いのではないでしょうか。シャンパンは見た目も味も華やかでお祝いの席にぴったりですよね。しかし、なぜ乾杯酒にシャンパンが使われるようになったのでしょうか。今回は乾杯とシャンパンに込められた素敵な由来をご紹介していきます。意味を知っておくと、結婚式もより盛り上がりますよ。シャンパンのおすすめもご紹介していくので、ぜひ活用してみてください。
乾杯に込められた素敵な由来
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そもそも、結婚式で乾杯をするのは「魔除け」の効果があるからです。ヨーロッパでは悪魔はグラスをぶつけ合う音が嫌いだと伝えられています。悪魔を乾杯で追い払い、皆で結婚式を幸せな門出祝おうという意味が現在にも定着したのです。
またある説によると、グラスをパーティー参加者全員で勢いよくぶつけることでお互いの酒に毒が入っていないことを証明しているとも言われています。
日本に乾杯の文化が持ち込まれたのは1854年です。イギリスと日本が初めて条約を結んだ際にイギリス式の乾杯が行われたと言われています。その後開国により、国民にも広がっていきました。
結婚式で使うシャンパンの意味
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乾杯酒にはシャンパンを使うことが多いです。シャンパンがよく使われる理由は「音と泡」にあります。まず、シャンパンの音は「天使の拍手」と言われています。シャンパンはグラスに注ぐとパチパチという音がしますよね。乾杯する前は会場も静かになり、小さなシャンパンの音が響き渡ります。その様子を天使からの祝福だと表したのです。これから人生を一緒に歩んでいく2人を後押ししてくれますね。
また、シャンパンは音だけでなく泡にも素敵な意味が込められています。シャンパンは注がれると下から上へと泡が溜まります。止まることなく続いていく泡の様子は「永遠に幸せが続く」ことと同じだと伝えられています。さらに、シャンパン の発祥地であるフランスのシャンパーニュ地方ではシャンパンの泡を星に見立てて、「星を飲む」という表現をしているのだそう。このようにシャンパンは結婚式をロマンチックに演出する素敵な飲み物です。
お酒が苦手な方もこの意味を知れば、シャンパン が結婚式で選ばれる理由がお分かりいただけるかと思います。ぜひゲストの皆様にも伝えてみてくださいね。思い出に残る素敵な結婚式ができることでしょう。
おすすめのシャンパン
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ここで結婚式におすすめのシャンパン をご紹介していきます。それぞれの特徴を知り、自分たちに合った乾杯酒を選んでみましょう。
◆モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル
シャンパンの中では最も有名な銘柄です。辛口テイストですっきりとした味わいがあります。洋ナシや蜂蜜などのほんのりとした甘みを感じることもできるので、お酒が弱い方でも比較的飲みやすいといえるでしょう。かなり有名なので、お酒に詳しくなくても喜ばれるシャンパンです。価格は750ml で5,000円程度、お祝いの席にはぴったりでしょう。
◆ローラン・ペリエ ラ キュベ
爽やかなお酒が好きな2人にぴったりのシャンパンです。口当たりがよいので、ゲストもゴクゴクと飲んでくれるはずですよ。泡がきめ細かく見た目も美しいです。他のシャンパンよりもシャルドネの比率が高いのも特徴で上品な味わいが楽しめます。値段も手頃なので、結婚式にもぴったりの品ですよ。乾杯酒を選ぶ際は試飲してから決めると失敗が少ないです。
◆ブラン・ド・ブルー
モルディブの海のような色をした美しいシャンパン 。ブラン・ド・ブルーはサムシングブルーにもおすすめなお酒です。結婚式に取り入れると幸せになれると言い伝えられていますよ。一般的なシャンパンとは違い、鮮やかな青色をしているので、ゲストも驚いてくれるでしょう。人とは違う珍しいお酒を乾杯酒に使いたい方はぜひブラン・ド・ブルーを選んでみてください。味もフルーティーで飲みやすいですよ。
乾杯酒の種類は他にも!
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乾杯酒はシャンパン の他にも種類があります。ここでは代表的なものをご紹介します。
◆日本酒
日本酒は和婚によく選ばれる乾杯酒です。新郎新婦が生まれた年の日本酒をゲストにふるまったり、酒樽を用意して家族で鏡割りをしたりするのもおすすめですよ。
日本酒には「邪気払い」の意味が込められています。その由来は出雲神話の「ヤマタノオロチ退治」から来ています。また、お酒に酔うことで神様に近づくことができるとも伝えられています。日本酒を飲み交わすことで新郎新婦やその家族の栄光と繁栄を祈ることができるのです。
人前式には欠かせない儀式の一つである「三々九度」にも日本酒が使われていますよ。三々九度の儀式とは、同じ盃に注がれたお酒を夫婦で飲み交わす儀式です。夫婦の契りを交わすという意味があります。また、新郎と新婦が繰り返し盃を重ねることで、縁を結ぶという意味も込められているのだとか。日本古来の伝統を活かした結婚式をお考えの方はぜひ取り入れてみてくださいね。
◆ビール
実は結婚式とビールには深い関係があります。「花嫁」の意味を持つ「ブライダル」という言葉はビールから来ています。中世のヨーロッパではエールビールの醸造が盛んであり、一般家庭でもつくられるほどでした。結婚式の際も新婦の友人が新婦のためにエールビールをつくる風習がありました。そのビールはブライドエールと呼ばれ、のちにブライダルという言葉に派生したのだと言われています。
結婚式にはシャンパンが主流ですが、エールビールで乾杯するのもおしゃれです。結婚式を控えている方はもちろん、身近に結婚式をしたいという方がいればぜひおすすめしてあげてくださいね。
まとめ
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いかがだったでしょうか。
今回は乾杯と乾杯に使われるお酒に関してご紹介してきました。それぞれハレの日に相応しい素敵な意味が込められています。乾杯酒を選ぶ際はぜひ今回ご紹介したことを参考にしてみてくださいね。もちろん、これ以外にもさまざまな乾杯酒があります。お互いの出身地でつくられた地酒を乾杯酒にしている方もいますよ。ここでご紹介したのは一例なので、2人ならではの飲み物でゲストをおもてなししてくださいね。