結婚式のアイテムにはよくてんとう虫が使われるのはなぜ?

結婚式のアイテムを見てみると、よく「てんとう虫」が使われていますよね。実はてんとう虫には昔から素敵な言い伝えがあります。ここでは結婚式で使われるようになった由来を詳しく見ていきましょう。てんとう虫以外にも結婚式で使えるモチーフがたくさんあるので、ウェディングアイテムにお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

結婚式にてんとう虫が使われるわけ

てんとう虫は「幸せの象徴」として全国各地で愛されています。ヨーロッパでは「てんとう虫が身体につくと幸せがやってくる」と言われていますよ。結婚式などお祝い事にぴったりの生き物です。

その他にもオースリアでは「天気を良くしてくれる生き物」、イギリスでは「聖母の虫」などとさまざまな言い伝えがあります。さらに北アメリカではてんとう虫のことを「ladybug」、その他の英語圏では「ladybird」や「ladybeetle」と呼び、「空を翔ぶ生き物」としても知られていますよ。

日本のてんとう虫にまつわる言い伝え

てんとう虫を漢字で書くと「天道虫」です。「天道」とは神につながる道のことを指します。「おてんとうさま」というと分かりやすいかもしれませんね。日本でおてんとうさまといえば「太陽」のことを言います。つまり、太陽の神様です。太陽の神様である天照大神は女神なので、偶然にもヨーロッパ解釈である「聖母」と似たような意味を持っています。

てんとう虫には枝や草の先から飛び跳ねる習性があります。突然姿が見えなくなるこの様子を昔の人々はおてんとうさまのところへてんとう虫が飛んでいったのだと解釈していました。てんとう虫を神様の使いと捉え、さまざまな儀式で使われるようになったのが始まりです。

てんとう虫を使ったウェディングアイテム

 

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ここからはてんとう虫のモチーフを使ったアイデアをご紹介していきます。披露宴や二次会の装飾にぴったりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。ここではおすすめの取り入れ方を3つご紹介していきます。

・ウェルカムスペースに飾る

てんとう虫のオブジェを飾ったり、ウェルカムボードにてんとう虫の絵を描いたりとウェルカムスペースではさまざまな使い方ができます。幸せのシンボルとして結婚式会場の入り口に飾っておきましょう。ゲストの気分も上がるはずです。

ウェルカムスペースにてんとう虫を飾ったら、結婚式中に飾った理由をや意味を説明してあげてもいいですね。2人ならではの素敵な結婚式を作り上げましょう。

・招待状にイラストを描く

てんとう虫はよく四葉のクローバーと一緒になっています。四葉のクローバーには「幸せを運ぶ」という意味があるので、2つを合わせることでより素敵な演出ができそうです。

てんとう虫のイラストは招待状にも活用できます。てんとう虫と四葉のクローバーの組み合わせは、爽やかなイメージになるので、春に結婚式を挙げるという方にぴったりですよ。

・席次表にもおすすめ

結婚式のペーパーアイテムといえば席次表も慎重に選ばなければなりません。席次表はゲストテーブルに並べられ、結婚式中はゲストのそばにずっとあるものなので、デザインにもこだわりたいところですよね。シンプルなものにしたいのであれば、てんとう虫もおすすめなのでぜひ活用してみてください。

もちろん、席札のモチーフとしてもてんとう虫を使っても構いません。2人の意見を合わせてオリジナルの結婚式を挙げてくださいね。

結婚式に相応しいその他の生き物

 

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てんとう虫以外にも結婚式にぴったりだと言われているモチーフがたくさんあります。ここでその一例をご紹介します。意味を知って、どこに何を取り入れるかイメージしてみましょう。

蝶は幼虫からサナギになり、最終的には綺麗な羽をつけた成虫になります。その様子から「喜びの象徴」や「変化」という意味が込められています。これから新しい過程を築いていく2人に相応しいモチーフなのではないでしょうか。

ウェルカムスペースにオブジェを飾る他、着物など婚礼衣装のデザインに蝶を入れるのも素敵ですよ。和魂をする方にぜひ取り入れていただきたいモチーフです。

ウサギ

欧米ではウサギは「子孫繁栄」の意味が込められています。また、元気良く飛び跳ねる姿から「困難を乗り越えられるように」という願いも込められていますよ。ガーデンウェディングのオブジェとして飾っておくだけでもメルヘンな雰囲気がつくれます。

中にはゲストテーブルにあるナプキンでウサギを作ったという方もいらっしゃいます。ユーモア溢れる演出でゲストをより楽しませられそうです。ゲストも思わず写真を撮りたくなってしまうでしょう。

フクロウ

日本ではフクロウを「不苦労」と表記するほど、苦労せず幸せを運ぶことができます。北欧では暗闇の中で悪霊を追い払ってくれる生き物としても人気があります。ファミリーウェディングを行う場合は親子のフクロウをモチーフにして家族に襲いかかる苦難を追い払ってもらいましょう。フクロウをモチーフにしたウェディングケーキも豪華で素敵ですよ。

ブタ

富と繁栄の象徴」として知られるブタ。ブタは子供をたくさん産むことから「子孫繁栄」の意味も込められています。ブタにかけて「トントン拍子に事が進む」とも言い伝えられていますよ。金のブタをウェルカムスペースやゲストテーブルに置いて、ゴージャスさを足してみましょう。森をテーマにした結婚式に映えそうです。

フラミンゴ

フラミンゴは向かい合わせになった形がハートに似ていることから「幸福の鳥」と言われています。パステルピンクが美しく、大人っぽい雰囲気も作れますよ。結婚式のテーマカラーをピンクにするという方はぜひ試してみてください。フラミンゴ尽くしのバルーンも素敵です。オブジェを飾る場合は横にヤシの木などを置いておくと南国感もプラスされます。リゾートウェディングにもおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は結婚式でよく使われる「てんとう虫」に関して解説してきました。アイテムに込められた意味を知ることで装飾選びもますます楽しくなるのではないでしょうか。ぜひ2人にとってもゲストにとっても特別な結婚式にしてくださいね。