結婚式に最適なお菓子!ドラジェってどんなもの?

結婚式のプチギフトにおすすめな「ドラジェ」。カラフルな見た目で可愛らしいお菓子なのですが、ご存知でしょうか?ヨーロッパでは古くから祝い菓子として親しまれていますよ。今回はそんなドラジェの歴史や作り方をご紹介していきます。

ドラジェとは?

ドラジェは、アーモンドを砂糖でコーティングしたお菓子です。たくさんの実をつけるアーモンドは「子孫繁栄」の意味を表し、ヨーロッパでは結婚式や誕生日、出産など祝い事に贈られる品物の一つとして使われています。

発祥はイタリアのシシリー島です。ドラジェの原型である「ヨルダン・アーモンド」は紀元前177年にローマ貴族の間で婚約や出産の内祝いとして市民に配られていました。その後、13世紀頃になるとフランスで現在の形のドラジェが一般市民へと広がっていったのです。

最近では、アーモンドではなくチョコレートに砂糖をコーティングした「チョコレート・ドラジェ」もあり、白・ピンク・イエロー・グリーン・ブルー・ゴールド・シルバーなどカラフルなパステルカラーが特徴です。

それ以外にも、キャンディやピーナッツなどに荒く糖衣掛けをしたものを「ソフトドラジェ」、金平糖やゼリービーンズに糖衣掛けしたものを「ハードドラジェ」と呼んでいます。

ドラジェの意味

ドラジェはフランス語で「幸福の種」という意味があります。発祥地であるイタリア語では「confetti」と呼ばれていますよ。また、ギリシャ語やラテン語では「tragemata」と言い、「お菓子」や「美味しいもの」という意味を持っています。

原産地であるイタリアではドラジェを結婚式で包む時の数は5つが好まれるようです。この5という数字には意味があり、「幸福」「健康」「富」「子孫繁栄」「長寿」を表しています。「これから家庭を築いていく2人が健康で子宝に恵まれますように」という願いを込めて結婚式で配られるようになりました。それと同時に「2人の幸せをゲストにも分ける」という意味も込められていますよ。

ドラジェの数は意味を考えるなら5粒が好ましいですが、特に決まりはないので何粒で贈っても良いです。ちなみにフランスでは出産祝いに、男の子なら青いドラジェ、女の子ならピンクのドラジェを贈る習慣があります。マタニティウェディングやファミリーウェディングの際にも取り入れやすいお菓子です。

ドラジェは手作りできる!

 

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ドラジェをプチギフトに使いたい場合は、結婚式を挙げるホテルや式場に用意ができるか聞いてみましょう。最近ではケーキ屋さんや通販などでも購入できるので、そちらを活用してもいいですね。ラッピングされたものからバラ売りのものまであります。

手作り派の方は思い切って、一から作ってみるのもおすすめです。ドラジェは自宅でも簡単に作ることができます。ここで、作り方をご紹介しますね。

材料は以下の通りです。今回は30粒の時の分量で作っていきましょう。

・アーモンド(ローストしたもの):30粒
・粉糖:80g
・卵白:15g
・レモン汁:小さじ1
・食紅(青色や赤色):少々

1.ボウルに卵白を入れて軽くほぐします。
2.粉糖をふるいながら入れて、混ぜ合わせます。
3.3等分に分けて、それぞれにレモン汁を混ぜます。
4.食紅を足したら、アイシングの完成です。

アイシングはツヤが出るまでしっかり混ぜ合わせることがコツです。持ち上げた時にゆるく垂れる固さまで練りましょう。

5.3等分にしたアーモンドにアイシングを丁寧に絡めます。
6.ケーキクーラーの上でアーモンドを乾かします。
7.乾いたアーモンドをもう一度アイシングに絡めます。
8.アーモンドをしっかり乾かしたら手作りドラジェの完成です!

ドラジェが完成したら、プチギフト用に包むのですが、ラッピングの仕方にもコツがあります。おしゃれで可愛らしい見た目にするためには、リボンやレース、チュールを活用してみましょう。サムシングブルーにちなんでブルーのリボンを使ってみるのも素敵なアイデアですね。かつては、披露宴のお開きの際に花嫁が自分のベールを切って、ドラジェを包んでいたこともありますよ。

包み方にもこうしなければいけないという決まりはないため、個性やこだわりを活かした包み方ができるといいですね。袋ではなく、箱に入れる方法も人気ですよ。アンティークのボックスやジュエリーボックスのように宝箱にするのも魅力的です。

ドラジェを渡すタイミングは?

プチギフトを渡すタイミングは人それぞれですが、一番多いのはお色直し後に各ゲストテーブルを回って手渡しするケースです。ただ、ゲストの人数が多い場合は披露宴の時間も考慮しなければならないので、各テーブルの代表者だけに渡し、それぞれに配ってもらうということも。また、かつてやられていたように、お見送りの際に1人ずつ渡すという方もいらっしゃいます。

プチギフトを配る際は新郎がゲストに渡し、新婦はギフトがたくさん入ったカゴを持っておくなど役割分担をしておくとスムーズです。ゲストに渡す時は両手を使うように心掛けましょう。片手の場合はもう一方の手を添えてあげると丁寧な印象を与えます。ゲストが座っていたら、配る側も中腰になって目線を合わせることも忘れないようにしてくださいね。プランナーさんとどのように回るのか計画しておくと、良いでしょう。仲介人もしっかりついてくれますので、普段着慣れないウェディングドレスでも安心です。

お見送りの際にプチギフトを渡す場合は、メッセージや新居の住所を書いたサンキューカードも添えておくのもいいですね。ゲストも結婚式後に遊びに行きやすくなりますよ。気遣いのあるおもてなしでゲストも嬉しいはずです。気持ちの良い結婚式を作り上げていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ドラジェには素敵な意味が込められていましたね。結婚式のプチギフトを何にしようか迷っている方はぜひドラジェも候補に入れてみてください。ゲストに2人の幸せをお裾分けできる素敵なアイテムですよ。また、ドラジェは自宅でも簡単に手作りすることができます。手作りされたお菓子はより温かみを感じることができるので、ゲストにも喜ばれますよ。