結婚式で親は何をする?伝えておくことは?

結婚式で新郎新婦と同じようにスポットが当たるのが新郎新婦の親です。結婚式当日は親もやることがたくさんあり、きちんと準備をしていないとトラブルの原因にもなってしまいます。後悔しない結婚式にするためにもここで親の役割について知っておきましょう。

結婚式での親の役割って?


結婚式での親の役割は大きく分けて4つあります。それぞれ注意点をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

●挨拶まわり

まず1つ目に新郎新婦の両親はお世話になったゲストやスタッフに挨拶まわりをします。結婚式当日は早めに式場に行き、ヘアメイク担当や介添人、会場の責任者に挨拶をしましょう。結婚式の1時間半から2時間前には会場入りをしておくとよいです。相手方の両親が会場にいる場合は先に挨拶しましょう。その後、主賓や受付スタッフなどに挨拶をするのが一般的です。それぞれの親族が集まり出したら、控え室などに行き、挨拶をするのも新郎新婦の両親が行う大切な役割です。

披露宴が始まり、歓談中にお世話になったゲストをピックアップして、挨拶まわりをすることも多いですよ。挨拶に行く順番やゲストの名前を書き出し、リスト化しておくとミスも少ないです。

●エスコート

挙式スタイルによって、親が登場するシーンは異なりますが、挙式中は親の出番が多いので、役割を把握しておきましょう。教会式であれば、新婦の父親が花嫁とバージンロードを歩いたり新婦の母親がベールダウン行ったりします。神前式の場合は父親が玉串奉奠を母親が筥迫の儀を行います。それぞれどこまで取り入れるか決めておきましょう。

●親族紹介

披露宴では親族紹介を行うことがあります。親族紹介をする際は両家の父親が進行役となり、一人ずつ紹介していきます。一般的に新郎側から始めることが多く、名前と新郎新婦との続柄を言うことがほとんどです。親族が多い場合は、間違えないようにメモをしておくとよいでしょう。

●記念撮影

挙式後には親族だけが集まって記念撮影をすることが多いです。両家の両親が中心になって、撮影場所まで親族を移動させましょう。場合によっては挙式前に撮影することもあるので、流れは把握しておくことが大切です。

結婚式までに親が準備することは?

 

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結婚式までに両家の親が準備することはたくさんあります。その中でも特に重要なことを3つ挙げていきますので、心に留めておきましょう。

●スピーチの内容を考える

結婚式で両親、特に新郎の父はスピーチをすることが多いです。大体が披露宴の終盤で行われます。そのため、内容は2人の結婚式に参列してくれたことへの感謝であることがほとんどです。結婚式でスピーチを話すことが決まったら、内容を考え、スムーズに言えるように練習しましょう。結婚式は親であっても緊張するものです。しかし、両家の代表として堂々と話すように心掛けましょう。

●礼装を用意する

近年ではカジュアルな結婚式も増えてきていますが、結婚式という場に相応しい服装を当日までに用意しておくことが大切です。正礼装が基本ですが、両家の格式が同じであれば準礼装でも問題ありません。両家の格がズレないように打ち合わせしておきましょう。

●心身のメンテナンスをする

結婚式は新郎新婦だけでなく、新郎新婦の親も万全な状態で臨みたいものです。体調など結婚式に合わせて整えておきましょう。体のメンテナンスをするのはもちろんのこと、心構えも正しておきましょう。

結婚式当日に両親が心掛けること

 

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結婚式当日は両親もバタバタです。より楽しめる結婚式にするために以下のことを心掛けておきましょう。細かいところまで配慮されていると、自分たちもゲストも過ごしやすいですよ。

●演出への参加

役割があると、思いっきり結婚式を楽しめないかもしれません。特にスピーチやお色直しなどが控えていると、ソワソワして演出に集中できないことも。結婚式が楽しめなかったというようなことがないようにキャパオーバーな役割は引き受けないようにしましょう。1つでも演出に参加できるよう役割分担を決めておいたり、別の方に手伝ってもらったりするのもおすすめです。

●スピーチは立ち上がって聴く

結婚式は何かとスピーチや挨拶が多いです。スピーチを聴く際は新郎新婦と一緒に立ち上がって聴くのがマナーであるため、忘れないようにしましょう。相手が座ってほしいと促した場合でもスピーチ終了時は立ち上がって拍手してください。お互いに気持ちよく結婚式を進めるためにもマナーを知っておくことが大切です。

●お開き後には仲人や主賓、親族へ再度挨拶を

披露宴がお開きになったら、再度挨拶まわりをしましょう。仲人や主賓、親族など特に重要なゲストをピックアップしてお礼することで今後の関係性も良好に築けます。会場を出る際は片付けをしているスタッフにお礼をするのも忘れないようにしましょう。

両親に協力してもらうために新郎新婦が心掛けること

 

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中には結婚式の準備を積極的に手伝ってくれない親もいるかもしれません。そのような時は以下のことに気をつけておくとよいです。よりスムーズに準備を進めるために、上手に両親を結婚式に参加させてあげましょう。

●結婚式の流れを共有する

結婚式を上手く進めるためにも両親に一連の流れを伝えておくことが大切です。どこで誰が挨拶をするのかどんな演出があるのか、料理はどんなものか細かく共有しておきましょう。役割を決めたら、お互いの進捗状況を報告し合うのもおすすめです。

●費用面に関して取り決めを行う

結婚式で両親と揉める最大の問題は費用面に関してです。誰がどこまで出すのか、ご祝儀は誰が管理するのか話し合いをしておくことで未然にトラブルを回避できます。一緒に住んでいたり近くに住んでいたりする場合はもちろん、遠方でも打ち合わせはたくさん行いましょう。

●どこまでサポートしてもらうのか決めておく

人によっては、負担が大きい役割もあります。両親のことを考え、どこまで手伝ってもらうかは結婚式準備を開始する前に話し合っておきましょう。事前に決まっていれば、当日曖昧になることもなく、スムーズに結婚式を進行できますよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は結婚式で両家の親が行う役割について解説してきました。結婚式の準備が大変なのは当人だけではありません。感謝の気持ちを持ち、丁寧な対応をしてあげましょう。親だからといって、あれもこれもと頼んではいけません。気持ちよく結婚式が行えるように些細なことで共有や相談をすることが大切です。