意外と知らないウェディングケーキの知識

ケーキカットは披露宴には欠かせない演出の一つです。ゲスト全員からの視線も集まるため、用意するケーキは飛びっきりおしゃれなものにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ準備しようと思っても、ウェディングケーキにはどんな種類があるのか、どのようにオーダーすればいいのか分からないことも多いはずです。そこで今回はウェディングケーキについて詳しく解説していきます。おすすめのアイデアもご紹介していきますよ。

ウェディングケーキの種類

ウェディングケーキには大きく分けて、フレッシュケーキ・イミテーションケーキ・シュガーケーキ・クロカンブッシュの4種類あります。

一般的に結婚式で使われているのが「フレッシュケーキ」です。ケーキを丸ごと食べられるので、ゲストにもそのまま配ることができます。一方、イミテーションケーキはレプリカなので食べることができません。フレッシュケーキより安価で、細かい表現ができるのが特徴です。

シュガーケーキはその名の通り、砂糖でコーティングしています。日持ちするため、招待できなかった方への贈り物として渡すこともありますよ。クロカンブッシュとは、フランスの伝統的なウエディングケーキです。「ごつごつした木」という意味を持っていて、小さめのシュークリームを高く積み上げて、カラメルや飴でコーティングします。

その他、写真をプリントしたケーキやグラデーションカラーのケーキなど種類も豊富です。

ウェディングケーキの相場

ウェディングケーキの相場は、ゲスト1人あたり800円〜1,500円だと言われています。ケーキのデザインや大きさ、オプションによって異なりますが、大体の金額を把握したい時は、単価×ゲストの人数で算出できます。ゲストが100名の場合は、80,000円ということになりますね。

その他、ケーキカットに必要なナイフの装花やケーキ台の装飾などの費用も別途かかってきます。それらを合わせると、ケーキ単体の他に30,000円ほどかかってくるので、予算と相談しながらどんなケーキにするか決めてくださいね。

ちなみに段数にもよっても値段が変わってくるので、知っておくといいですよ。3段ケーキになると、10,000円を超えてしまいます。節約したい場合は、ケーキの段数を減らすことも検討してみましょう。1段でもデコレーション次第では、存在感のあるウェディングケーキになります。

オーダーの仕方


ウェディングケーキにはオーダー方法が2パターンあります。プランからデザインを選ぶ方法と完全オリジナルオーダーする方法です。

式場には提携している業者がいくつかあります。その提携先のデザインから選ぶのが一番ラクな方法です。デザインにこだわりを持ちたいという方は、自分たちで手配するのもアリですよ。ケーキを外部の業者に依頼する場合は、式場に持ち込みとして別途料金がかかる可能性があるので、事前に確認しましょう。

依頼する業者が決まったら、予算を明確にしていきます。予算を抑えたい場合は、イミテーションケーキにするのもおすすめですよ。また、最近では、もともとのプランにアレンジを加えることができる式場も増えているので、プランナーさんに相談してみるのも良いですね。

自分たちでデザインを考える場合は、まずコンセプトを決めると良いでしょう。2人の思い出や趣味などオリジナルのケーキを作ってみてください。画像や絵があると、より細かい部分まで表現することができますよ。デザインを考えたり、製作に時間がかかるため、早めにオーダーしておくのがベターです。

おすすめのケーキデザイン

 

この投稿をInstagramで見る

 

VOGUE Wedding(@vogue_wedding)がシェアした投稿

ここからはウェディングケーキのおすすめアイデアです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

定番の苺のケーキ

苺のケーキは、季節も問わないので1年中人気があります。生クリームの白と真っ赤な苺の鮮やさが素敵なショートケーキは会場を盛り上げてくれるアイテムの一つです。苺好きには苺がぎっしりと詰まったスクエアタイプのケーキがおすすめ。その他、ブルベリーと合わせたケーキも写真映えすると注目されています。

意味を段数で表現

実は、ウェディングケーキの段数には意味があります。3段ケーキの場合、「1番下の段」は参列してくれたゲストと一緒に食べる用、「2段目」は披露宴に参列できなかった方々に配る用、「3段目」は結婚記念日など2人の大切な記念日に食べる用として分けられています。

それぞれ意味があると分かれば、ケーキのアイデアも考えやすいです。気になる方は、ウェディングケーキの歴史を調べてみるのも面白いですよ。また違った見方ができそうですね。

彩り美しく

華やかなケーキにしたい場合は、「カラークリームケーキ」もおすすめです。一般的にウェディングケーキは白い生クリームを使いますが、ピンクや水色などで作るケーキも個性的で素敵です。春は桜の色、夏は海の色、秋は落ち葉や紅葉、冬はクリスマスカラーなど季節に合わせて色味を決めてもいいですね。いつもとはひと味違ったケーキで会場も盛り上がりますよ。

趣味も詰め込んで

オリジナルオーダーでウェディングケーキを作る場合は、「プリントケーキ」や「ペイントケーキ」がおすすめです。2人の写真や似顔絵も入れることができます。スポーツなど共通の趣味を描いてもいいですね。また、花のペイントやカリグラフィー文字入れるケーキも人気です。注文する際は、パティシエが分かりやすいように絵や写真を用意しておくと良いですよ。

ケーキ=フルーツではない

ケーキに乗せるのは、苺などのフルーツだけだと思っていませんか?実は生花でもウェディングケーキが作れます。お花なので、大人っぽい印象に仕上がりますよ。生花は食用花の小花ではなく、大花を使用します。見た目は豪華ですが、上品で美しいウェディングケーキにゲストも見惚れてしまうでしょう。

まとめ


いかがだったでしょうか。

ウェディングケーキと言っても、様々な種類があります。ぜひ自分たちのスタイルに合ったケーキを作ってみてくださいね。結婚式を盛り上げるためにも、見た目だけでなく味も妥協できません。どこを重視するのか予算と合わせて決めていきましょう。