タキシードにも種類がある?由来と歴史を紹介!
タキシードは結婚式で新郎が着る衣装として知られています。最近ではさまざまデザインがあり、好みに合わせて婚礼衣装を選んでいることでしょう。しかし、タキシードの由来や歴史を知る方は少ないはず。意味を知っているのと知らないのでは気持ちも大きく変わります。そこで、今回はタキシードに関して詳しく解説していきます。結婚式の準備をする際に役立ててみてください。
タキシードの由来
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タキシードの由縁はアメリカにあります。1885年にアメリカの煙草王と呼ばれるピエール・ロリラードが開発した別荘地の名前から取られています。きっかけはタキシードパーク内で行われた会員制のパーティーで皆が燕尾服を着る中、ピエール・ロリラードの息子にあたるグリスウォルド・ロリラードは真っ赤なスモークジャケットを着たことからはじまります。
スモーキングジャケットは部屋で煙草を吸いながらくつろげるように燕尾服より裾が短くなっているのが特徴ですが、そのスタイルは1890年代になると、蝶ネクタイや小物を合わせたファッションが若者を中心に流行り出しました。時代とともにスモーキングジャケットは室内着から準礼服へ変化し、現在の形になったのです。日本やアメリカではタキシードと呼びますが、フランスでは現在も元々の「スモーキージャケット」という名称で親しまれています。ちなみにイギリスではタキシードのことを「ディナージャケット」と呼んでいますよ。
タキシードと燕尾服との違い
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燕尾服の起源は18世紀です。もともとは乗馬服として親しまれており、現在でも燕尾服とハットの着用が義務付けられています。
現在、燕尾服は最高級の礼服として指揮者や演奏者、社交ダンス、舞踏会などあらゆる場面で活用されます。一昔前では婚礼衣装としても一般的でしたが、最近ではあまり見かけません。燕尾服とタキシードの違いは尻尾のテイルの有無です。テイルがあるほうが燕尾服になります。燕尾服はジャケットの他、白ネクタイや白ベスト、スラッとした靴、側面に2本のテープを配した側章パンツを着用するのが正式な装いです。
タキシードに合わせる小物
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タキシードに合わせる小物は以下のものを揃えましょう。本来はすべて揃える必要がありますが、最近では簡略化されることもあります。
◆シャツ
タキシードにはウイングカラーシャツがおすすめ。襟の周りが鳥の羽根のように立ち上がっているので、凛とした印象になります。胸元にプリーツがあるタイプは夜用、プリーツなしのタイプは昼用の礼装と覚えておきましょう。
◆ネクタイ
蝶ネクタイは婚礼衣装を飾る必須アイテムですよね。もともとは白の蝶ネクタイを使用していましたが、最近では花でつくった蝶ネクタイや大胆な赤のアスコットタイを着用している方もいます。形式にこだわらず、普段から慣れたストレートタイつけることもできますよ。
◆ポケットチーフ
ポケットチーフは蝶ネクタイの色味と合わせながら考えていきましょう。衣装の雰囲気に合わせて選んでいくと良いです。2人で好きなコーデを探してみてください。
◆グローブ
グローブは本来、コートとセットで使用するものです。そのため、屋内では使いません。しかし、最近では写真映えのためにグローブを用意する方が増えてきています。「花嫁を悪魔から守る」という役割もありますよ。
◆カフリンクス
カフリンクスはシャツの袖穴に通して袖を留める小物のことを言います。午前中の結婚式では白蝶貝、午後からの結婚式では黒オキニスでできたカフリンクスをつけるのが正式な着方です。
◆サスペンダー
正式な着方で結婚式に出たいという方はタキシードにサスペンダーをつけましょう。サスペンダーを吊るすことで足元が綺麗に見えます。サスペンダー姿の写真もカジュアルで素敵ですよ。
新郎が結婚式で着られる衣装の種類
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結婚式で新郎が着れる衣装はタキシード以外にもあります。以下では3つの婚礼衣装をご紹介するので、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。婚礼衣装はゲストのことも頭に入れて考えるとなお良いです。ゲスト全員が楽しめる衣装で結婚式に臨みましょう。
◆フロックコート
フロックコートとはジャケットの丈が膝まである長めの礼服です。主に昼間に着用されます。前も後ろもストレートなので、落ち着いた男らしい雰囲気を出したい方におすすめです。丈が長いため、大きな教会での挙式やトレーンの長いウェディングドレスと合わせると写真映えもします。ただ、背の低い人には向かない衣装ともなっているので、選ぶ際はサイズなどで調節すると良いでしょう。タキシードよりはメジャーではありませんが、ファンシーさを取り入れるための演出として式場や古着屋さんにおいて場合もあります。ぜひ探してみてください。
◆モーニング
モーニングは新郎新婦の父親が着るイメージがついていますが、実は新郎でも着られます。新郎用にアレンジされたタイプのものもありますよ。ジャケットがカッタウェイと呼ばれる丸いカットのデザインで、体の中心がスッキリ見えると評判も良いです。スラッと脚長に見える効果もあるので、身長の高くない新郎にもおすすめのデザインですよ。グレーやホワイトなど色によっても印象が異なるので、それぞれ試着してお気に入りの衣装を見つけましょう。
◆テールコート
結婚式を夜に行うならテールコートがおすすめです。ジャケットの前丈が短く、後姿がツバメのようなデザインをしています。高貴な印象なので、厳粛な教会式にぴったりでしょう。テールコートの場合、ウエストベルトは使用してはいけないので、覚えておきましょう。一般的に白シャツに白の蝶ネクタイを着用します。ポケットチーフも白でまとめるのが正式な着こなし方です。
まとめ
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いかがだったでしょうか。
今回はタキシードに関してご紹介してきました。一口に新郎の婚礼衣装といってもさまざまな種類があります。ぜひ自分のお気に入りを見つけてください。その際、新婦の婚礼衣装とのバランスを見るのも大切です。2人で納得のいく衣装を見つけて、ゲストにお披露目してください。金銭的に時間的に余裕のある方はフルオーダーで婚礼衣装をつくってみるのも素敵なアイデアですよ。ぜひ2人の好みを詰め込んでみてくださいね。