なぜ結婚式で指輪の交換をするの?失敗しない指輪交換の手順
結婚指輪を選ぶ時、ふと疑問に思うことがたくさんありますよね。
今回はそんな結婚指輪にまつわる疑問のなかで「指輪交換の儀式はなぜするのか?」「事前に知っておきたい儀式の手順」などを中心にお話しします。
指輪交換の始まり。指輪交換の意味とは?
結婚指輪が贈られるようになったのは、なんと古代ローマ時代にまでさかのぼります。
最初は指輪の交換ではなく、新郎が新婦側の父親に贈るお金のような役割だったそうです。古代ローマの結婚は今のように愛を誓い合ってするものではなかったようです。このころまでは「花嫁と指輪の交換」が行われていました。
しかし、9世紀になるとほとんど今と同じような意味で「愛の証」として結婚指輪を身に付けるようになりました。この火付け役がローマ教皇ニコラウス1世であるといわれています。
ようやく結婚と愛が結びつき、11世紀ごろにはカップルの間で指輪の交換をすることが始まりました。
この指輪交換の意味は所説あるようですが、ひとつは愛の証として、もうひとつは家同士のつながりを証明するため、などが有力です。
他にもさまざまな理由が考えられますが、やはり結婚指輪は愛の証として選ぶ人が多いでしょう。
現在の結婚式は参加者の前で2人の愛を誓い、証明するものであるため、形として残せる指輪の交換は大切なセレモニーとして行われています。
失敗したくない!指輪交換の手順を確認
指輪交換はほんの一瞬のことですが、たくさんのゲストの注目を浴びる瞬間…ドキドキしてしまいますね。
慣れている人なんていません!初めてのことは戸惑ってしまうものなので、ここでよく確認をしておきましょう。
結婚式の形式で多少の違いはありますが、手順はほとんど同じです。
☆指輪が運ばれてきます。(新郎新婦の向きは正面)
まずは結婚指輪の登場です。結婚式のスタイルによって運んで来る人は教会なら牧師さんや神社なら巫女さんであることも。人前式では司会者の方が運んできてくれます。
新婦はここでグローブを外しましょう。
☆新郎新婦が向かい合います。
合図とともに向き合いましょう。ここで緊張が高まります。
ここからが本番です。
☆新郎が指輪を受け取り、新婦へ
まずは新郎が新婦の手をとり、左手の薬指に指輪をはめます。焦らずにゆっくりとはめる方が綺麗に見えます。
☆新婦が指輪を受け取り新郎へ
続いて新婦が新郎の手を取り、指輪をはめます。
☆最後に牧師(神官、司会者)の方を向きなおして儀式の終了です。
本当に短い時間で終わる儀式ですが、この時間が永遠に感じるほど…。落ち着いて行いたいですね。
練習しよう♪これから指輪交換をするあなたへのワンポイントアドバイス
女性は指のサイズを太いと思われたくないものなので、サイズピッタリでオーダーする場合が多いと思います。
しかし、ピッタリすぎると指輪交換の儀式でスムーズに入らない場合も…。
サイズは後からでもピッタリに調整してもらうことができますので、ピッタリに作らずに少しだけ余裕をもってオーダーすると良いでしょう。
私もサイズピッタリに作ってしまったのでスムーズに入らず…関節の部分にひっかかり、直前はかなり練習しました!
でも、結婚式の準備ではそんなトラブルも2人の気持ちがぐっと盛り上がるのでいいかもしれません。
指輪交換は必ず行わなければいけないものではありませんが、新郎新婦もゲストもみんながドキドキできる瞬間です。
2人の永遠の愛を誓う儀式の流れとして美しく、その瞬間は忘れることができない一生の宝物になるので、ぜひ行ってください☆