結婚式は分けて楽しむ!二部制結婚式の魅力

「二部制結婚式」というものをご存知でしょうか。通常は1回で行う披露宴を2部に分けて行うスタイルですが、ゲストの雰囲気や関係性に合わせて分けることができるので、トラブルも少ないと人気を集めています。二部制結婚式はどのように行うのでしょうか。メリット・デメリットを踏まえながらご紹介していきます。結婚式をお考えの方はぜひこの記事を読んで、視野を広げてみてください。

二部制結婚式とは

二部制結婚式とは、一つの会場で同じ日に2回披露宴を行うこと挙式スタイルのことを指します。1部では家族や親族で行い、2部からは友人や会社関係のゲストを呼ぶなど自由にゲストを振り分けることが可能です。関係性ごとに集まれるので、話も大いに盛り上がることでしょう。比較的少人数でできるので、アットホームな雰囲気がつくれると評判もいいですよ。

また、1部と2部で衣装や装飾を変えれば、違った雰囲気を楽しむこともできます。結婚式でやりたいことをたくさん叶えられるのも二部制結婚式の魅力です。もちろん、同じ場所でやるからには装飾や装花は使い回しができます。ウェディングアイテムにかかる費用を抑えることもできます。二部制結婚式の相場は後ほど詳しく説明していきますね。

二部制結婚式のやり方

二部制結婚式のやり方は主に3種類あります。それぞれ特徴があるので、自分たちに合ったスタイルで結婚式を進めていきましょう。

まず1つ目は挙式→1部披露宴→2部挙式→2部披露宴の流れです。2回ずつ挙式と披露宴を行うので、1部では神前式、2部ではキリスト式など2種類の挙式スタイルを楽しむことができます。1部に参列したゲストは2部も参列できるので、新郎新婦をきちんと祝福したい方におすすめです。ただ、しっかりと計画をしないと新郎新婦もゲストも疲れてしまうので、注意しましょう。

2つ目は挙式→1部披露宴→2部披露宴の流れです。挙式後に従来の披露宴を行い、1.5次会へと進むのが一般的です。2部のゲストを挙式に招待してしまうと、待ち時間が長くなってしまうので、挙式は親族や親しい友人だけで行うのがベスト。会場エリアもゲストの負担にならないように近辺で探すなど工夫して選びましょう。

3つ目は1部披露宴→挙式→2部披露宴の流れです。挙式を間に行うことで1部のゲストも2部のゲストも挙式に参列することができます。挙式を重視したい方におすすめです。ただ、中には食事後に挙式を挙げることをよく思わない方もいるので、その場合はお披露目会という名目で進めるとトラブルも少ないですよ。

このように、二部制結婚式はゲストとどのような時間を過ごしたいかでスケジュールが異なります。ゲストのことを考えながらプランニングしていくと良いでしょう。式場の担当者と相談しながら決めてくださいね。

二部制結婚式の費用

二部制結婚式は通常の結婚式と比べると費用が1.5倍ほど高くなると言われています。それは、会場の使用時間が長いためです。ゲスト40人の時、一般的な結婚式の場合は200万円程度かかるのに対し、二部制結婚式では300万円程度かかります。

同じ会場であれば、装花や衣装を変えなくて済むのでコストを抑えることが可能です。会場をレストランにするなど工夫してみましょう。従来の結婚式のようにご祝儀で賄う方法もあります。多くのゲストに参加してもらうためにも1万円から2万円程度の会費制にするのもおすすめです。

二部制結婚式で気をつけること

二部制結婚式はさまざまな演出が可能ですが、注意しなければならないこともあります。ここからは二部制結婚式のデメリットを紹介していきます。一つ一つポイントを押さえていけば、解消できるので、しっかりと頭に入れておきましょう。

●1日長丁場になる

従来の披露宴にかかる時間は2時間から2時間半程度です。しかし、二部制結婚式の場合はその倍近くかかります。新郎新婦の体力的な負担にもなるので、家族や親族からのサポートが必要です。周囲から理解を得た上で二部制結婚式を取り入れるようにしてください。結婚式を1日かけて楽しむという面では二部制結婚式は最適な挙式スタイルですよ。くれぐれも体調管理にはお気をつけください。

●結婚式準備に時間がかかる

披露宴が2回あるということは、それだけ準備もかかるということです。1部と2部で使いまわせるものは賢く活用しましょう。どんな準備が必要か、何にどのくらい時間をかけるのかあらかじめ計画しておくとスムーズに進みます。スケジュール表を作っておくのもいいですね。新郎新婦の負担にならないよう無理のない範囲で準備を進めてください。友人や外部の業者に委託するのもおすすめですよ。

●二部制に対応している会場が少ない

二部制結婚式は新しく出てきたスタイルです。そのため、対応していない会場もまだまだ多いのが現状です。二部制が可能か、やりたい演出ができるか確認しながら会場を選びましょう。収容人数が多い会場を選ぶのもポイントですよ。ブライダルフェアなどで会場に足を運び、自分の目で確かめることが大切です。その際、会場の下見だけでなく控え室や化粧室などの設備も充実しているかも確認しましょう。会場によってはドリンクサービスをしてくれるところもありますよ。

●招待状の書き方

ゲストの中には二部制結婚式がどのようなものが分からない方もいます。招待状を出す際はその旨を詳しく書きましょう。二部制結婚式は披露宴が2回あるため、2パターンの招待状を用意しなければなりません。ゲストの振り分けを間違えないように何回も確認するようにしてください。

会費制にする場合はその旨を記載し、待ち時間に立ち寄れる施設やカフェの情報も載せておくと親切です。ゲストのことを思いやって招待状を送りましょう。

まとめ


いかがだったでしょうか。

今回は二部制結婚式の魅力について解説してきました。二部制結婚式は2人で自由に決められる結婚式スタイルです。従来の結婚式の形だけでなく、新しいスタイルにも目を向けて、自分たちが過ごしやすい時間を作り上げていきましょう。二部制結婚式でゲスト全員に最高のおもてなしをしてくださいね。