会費制ウェディングってどんな仕組み?メリット・デメリットを解説!

最近の結婚式ではご祝儀ではなく会費制にしているという方が増えてきています。会費の方がゲストの負担も少なく済むと話題を集めていますよ。会費制ウェディングはご祝儀を渡す結婚式とどのような違いがあるのでしょうか。メリット・デメリットをあわせてご紹介していきます。

会費制ウェディングとは

ゲストから会費をいただいて行う結婚式のことを「会費制ウェディング」といいます。1.5次会で使われることが多く、カジュアルだけれどセレモニーの厳かさも兼ね備えていますよ。一般的にご祝儀と比べて、渡す金額も少ないのでゲストの負担を軽減することができます。「カジュアルな結婚式をしたい」「結婚式の費用を抑えたい」という方にぴったりなスタイルです。

会費制ウェディングのメリット

会費制ウェディングはゲストにも新郎新婦にもメリットがあるスタイルです。4つの観点から会費制ウェディングの魅力を見ていきましょう。

・金銭的負担が少ない

先程から言っているようにゲストの金銭的負担が軽減されるのが一番のメリットです。ご祝儀でいただく金額は一般的に3万円〜だと言われています。会費制にすれば、そこまで金額はかからないのでゲストも嬉しいですね。金額が低いため、若い世代や遠方の方も参加しやすいのでおすすめです。

・結婚式でかかる費用が把握できる

ご祝儀はゲストによって、包む金額もバラバラです。結婚式が終わるまで最終的な金額が分かりません。結婚式の費用はご祝儀から賄っている方がほとんどだと思うので、会費制にして事前に把握しておくことで自分たちがどのくらい負担するのか知っておきましょう。新郎新婦2人の精神的負担も軽減されますよ。

結婚式の自己負担額は、「2人の貯金+両親の援助額+結婚式の会費-結婚式の総額」で求めることができます。結婚式の会費は「1人当たりの会費×人数」で出しましょう。予算と照らし合わせながら無理のない範囲で結婚式を楽しんでくださいね。

・ご祝儀返しが不要

ご祝儀をいただいたら、ご祝儀返しとして引出物や引き菓子を渡します。しかし、会費制ウェディングの場合は引出物や引き菓子を用意しないのが一般的です。そのため、品物を選ぶ時間や手間が省けるのもメリットですよ。

また、親しい友人や親族だけで行う結婚式の場合は立食パーティーであることも。ゲストテーブルに必要な席札や席次表などのペーパーアイテムを製作しなくて済みます。結婚式準備にかける新郎新婦の負担も少なくできますよ。

・自由にリラックスして楽しめる

会費制ウェディングでは従来の形式張ったスタイルではなく、演出や流れも自由に決めることができます。2人らしいアイデアを盛り込んだ結婚式はより濃い思い出となることでしょう。ゲストを始め、新郎新婦自らもリラックスして結婚式を楽しむことができますよ。

会費制ウェディングのデメリット


ここからは会費制ウェディングのデメリットをご紹介していきます。デメリットであっても工夫すればより良い結婚式ができるので2人でしっかり話し合ってみましょう。

・おもてなしに欠ける

会費制だとどうしても会場の雰囲気がカジュアルになりがちです。親族や目上のゲストにとってはあまり馴染みがないスタイルなので、場合によってはおもてなしとして不十分になってしまうこともあります。参列してくれるゲストが年配の方ばかりなら会費制よりご祝儀制の方がよいかもしれません。

どうしても会費制ウェディングを行いたいという場合は、結婚式の内容や装飾でひと工夫しましょう。受付で伝えるなどゲストに配慮したアナウンスを心掛けてください。

・いくら渡せばいいのか分からないゲストもいる

ゲストによっては、会費の他にプレゼントを渡した方がいいのかもしれないと準備してきてくれる方もいます。当日アタフタすることがないように、招待状などで事前に会費以外必要ないと伝えておきましょう。招待状を出す際は服装に関しても記載してあげると親切です。会費制ウェディングの場合の招待状の文言の例を以下で記しておきます。参考にしてみてくださいね。

当日は心ばかりのパーティーとさせていただきますので 会費制とさせいただきました
平服でお越し頂き ご祝儀などのお心遣いはなさいません様 宜しくお願い申し上げます

招待状を書く際は句読点はつけずに1字空けるのがマナーです。注意しましょう。

・会費によってはご祝儀制より高くなる場合もある

設定する金額次第では、ご祝儀制より会費制の方が高くなってしまう可能性があります。新郎新婦、ゲストともに費用を抑えられるのが最大のメリットでもあるので、予算を考えながら金額を決めていきましょう。どうしても費用が高額になってしまう場合は、ウェディングアイテムを手作りしたり衣装をカジュアルにしてみたりと工夫してみてくださいね。

会費はいくらが相場?

会費制ウェディングは結婚式のないようによって金額が変わってきます。大まかな相場はゲスト1人あたり1万円〜2万円です。会費は飲食代とプレゼント代を合わせた金額を算出するとよいでしょう。会費制ウェディングの場合は、支払った金額に見合った料理の内容でないとクレームに繋がる恐れがあるので注意してください。

1万円未満なら気軽な立食パーティー、1万円〜1.5万円なら着席してのビュッフェスタイル、2万円程度ならフルコースでのおもてなしがおすすめです。

プレゼントに関しても引出物のような大がかりな品物は必要ありませんが、プチギフト程度のプレゼントを用意してあげるとゲストにも喜ばれます。会費の額によりますが、1,000円〜2,000円が相場です。会費の10%〜15%が目安ですよ。バームクーヘンやチョコレートなどのお菓子をプチギフトとする人が多いようです。クッキーを手作りして、ギフト用に包装するという方もいます。2人の想いを込めて贈りましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は会費制ウェディングについてご紹介してきました。ご祝儀をいただく結婚式とは違い、アットホームな結婚式ができそうです。会費制ウェディングにもメリット・デメリットがあるので、それぞれの特徴を踏まえながら自分たちのスタイルを見つけてくださいね。